単語暗記ツール

今年の2月に、英単語検定1級を受験しましたが、12,000語を覚えるのは大変なのでツールを活用しました。また、ロシア語を勉強するにあたっても、単語の暗記が大変なので、同じようにツールを使っています。
ツールの使い方も自分なりに安定してきましたので、ちょっと書いてみます。

1. PDIC + 英辞郎
英辞郎データは市販の書籍があります。以前はそちらを使っていましたが、ここ数年はダウンロード購入したものを使っています。
 PDIC/Unicode Release
 辞書データをダウンロードする
PDICだとWeb版より高速に引けますし、後述する P Study Systemとの連携も便利です。
英単語学習においてPDICは以下の2点が役にたちます。
1) 単語テスト機能
私の場合、覚えていない単語に暗記マークを付けて単語帳を辞書の中で作っていますが、その単語帳テストがPDIC内で出来ます。テストといってもカードタイプで流せるので、キーボードの「3」を押し続ければ、1単語を3秒で確認したとしても、5分で100単語をざーっと確認出来ます。1回で最大100単語確認出来ます。毎日回しているうちに、そこそこ覚えます。
英辞郎では、SVLレベル1-12 の単語はあらかじめレベルデータが入ってるので、わざわざ単語帳を作らなくても、辞書からのテストを選び、レベルを指定すれば、覚えたいレベルの単語を集中してテストが出来ます。
英単語検定は、明らかにSVLから出題されているので、SVL12までを、4択でなんとなく確認出来るくらい訓練したら1級も合格出来ました。

2) Firefox との連動機能
Firefox を使っている場合、FirePop! というプラグインをいれると、Web閲覧時にわからない単語を瞬時に確認出来るので非常に便利です。この機能で確認した単語は、PDICの履歴に残るので、後から確認することも出来ます。
 FirePop!

2. P Study System
英語学習者なら耳にしたことがある、こちらのツールです。
 英単語学習ソフト P-Study System 公式サイト
標準で入っている問題だけでもそこそこ勉強出来ますし、問題の自作も出来ます。
英辞郎(P-Dic)とも相性がよいです。私は P-Dic のレベル検索を使い、SVL7 - SVL12 までを、それぞれ 1,000語ずつの問題を6つ作って何回もやりました。PSSを使うにはいくつかコツがあると思います。私の場合は以下です。
1) ランキングに参加する
ゲーム要素があったほうが楽しいので、ランキングに参加しました。ランキングの上下があると楽しいので、暇な時間についついやってしまいます。
2) 制限時間を短くする
私は待ち時間が好きでなくて、高速に回していくのが好きなので、4択モードの制限時間を短くしました。
今は、「自分で候補を考え」「出た候補を瞬時に選ぶ」を重視しているので
「選択肢表示までに制限時間を設ける」を 1,400 ms
「回答の制限時間を設ける」を 5,000 ms
に設定しています。
3) 画面を広く使う
PSSは、標準で外部連携出来るオプションがあるので、高解像度で、大きいディスプレイを使い、いろいろと同時に表示しておいたほうがよいです。
私は、以下のオプションを使っています。
- 「回答後にPDICで検索」
- 「発音するタイミングでクリップボードに正解文をコピーする」
- 「回答後に1つ目のWeb辞書で自動検索」
これだと、PSSの領域以外に、P-Dic と 検索結果を表示するエリアが必要です。
PDIC 検索結果が表示されると、例文や関連イディオムが確認出来ますし、単語をクリップボードにコピーしておけば、Weblioなどで例文検索するときにラクです。
また、PDICでは、画像検索を自動的にする機能があるのですが、これが視覚的にかなり強力です。例えば "sear" などは画像検索すると一発で覚えられます。
 英単語学習ソフト P-Study System 活用講座: Googleイメージ検索による学習法
なお、例文表示機能もあって昔は使っていたのですが、この機能を使うとPSSが途中ハングするようになったので、使うのをやめました。
 英単語学習ソフト P-Study System 活用講座: 英辞郎の例文を自動表示

4) その他
PSSの素晴らしいところは、問題作成の機能もあり、多少知識があれば単語リストとPDIC連携で、一気に問題を作れるという点です。例えば、「英単語の部屋」のように暗記に使いたい単語リストがあったとしても、なかなか実際に使うのは難しいと思いますが、PSS と PDIC を使えば、簡単に英日リストが作れますし、それを使って PSS や Quizlet などで勉強出来ます。
私は、SVL制覇がまだなので手を付けていませんが、問題が作れそうなことは何となく確認しました。任意の単語リストから、加工が出来るというのはありがたいです。

3. Quizlet
単語学習サイトの Quizlet も大変役に立ちます。
 Quizlet
英単語にも使ってますが、ロシア語を覚えるのに役に立ちます。このサービスの気に入っている点は以下です。
1) 単語を読み上げてくれる
特に、ロシア語などは、読み方がわからないことも多いし、耳で覚えられるのがよいです。
2) 他人が作った単語リストが使える
例えばロシア語の「数字」「曜日」などの基本単語などは、わざわざ自分で作らなくても、それを拝借できるので便利です。
もちろん、自分で作れるというのもとてもよいです。私は単語だけではなく、文をそのまま入れているケースも多いです。
3) モバイルアプリがある
私は iPhone ですが、モバイルアプリも音声が出ますし、簡単に使えるので、通勤などの空き時間が活用できてよいです。

4. Flashcards Deluxe
こちらは、iPhone 用の有料アプリです。
 Flashcards Deluxeを App Store で
もともと Quizlet を使う前からよく使っていました。今は両方を使っていますが、主に、音声を使えるときは Quizlet で、使えない隙間時間(例:エレベータ待ちなどの非常に短い時間)は、こちらを使っています。
しばらくデフォルトで使っていたのですが、カードをめくるのがアニメーションで少し時間がかかることにストレスを感じていましたが、そこもカスタマイズ可能で、瞬時にカードをめくれるようにしたら、非常に便利になりました。
[ 2017/05/04 12:43 ] 英語 | TB(0) | CM(0)

ラフマニノフが使ったという基礎練習方法(和音、アルペジオ、スケール)

いろいろとロシアのピアノ教育メソッドについて興味がある中で、つい「Sergei Rachmaninoff School of Musicianship and Technique: A Guide for Keyboard Performers」という本を買ってしまいました。なかなか興味深いので、中身をご紹介します。

ロシア的なテクニックの基礎訓練というと、"Formula Pattern (a.k.a ロシアン・スケール)"を使った方法を以前調べましたが、この本で紹介されているのは、また別の方法です。特に正式名称はないようですが、 "common-tone study/approach" と呼ばれていそうです。
実は遠い昔に、ムジカノーヴァの特集で似たようなものを読んだことがあった気がしたのですが、どこかにいってしまって困っていました。この方法もいろいろと派生流派があるようなので完全に同じではないでしょうが、この本の内容は大変参考になります。

この方法は、アルペジオやスケールを練習するときに、24の調性別に練習するのではなく、与えられた一音に対して、最初の音をそれに固定し、その音から始まるいろいろなパターンを練習するというものです。
例えば、Aが与えられた場合、A, Am, F/A, Aaug, F#m/A, D/A, Dm/A, A7, F7/A, D7/A, B7/A, Adim と次々に3和音、もしくは4和音のアルペジオを練習する、というものです。(アルペジオ同様に、スケールも A から始まるいろいろなものをやります)

この方法は、ラフマニノフが作ったメソッドではなく、当時の伝統に従って練習に使っていたものですが、ラフマニノフは 1923 年に Etude Magazine にこれに関する寄稿を行ったようです。もともとは、Leschetizky に始まる歴史のあるもので、例えば、Leschetizkyの生徒による以下の本は、25種類のコードパターン(on C)を紹介しています。
The Groundwork of the Leschetizky Method (Brée, Malwine)

また、類似のもので、The Modern Pianist という本の中では、33のパターン(異名同音など含む)が紹介されていますし、この頃の教育ではこのアプローチが使われていた形跡はさまざまなところにあるようです。例えば、Josef Lhevinne はラフマニノフとほぼ同時期に common-tone についてを書いています。

調性を固定してしまうと、練習中にそういうモードになってしまい、テクニックだけの練習になりがちですが、この練習方法は、調を固定しないので、単なるテクニックの練習だけでなく、メンタルとしても即時にさまざまな調に対応出来る感覚が養うことが出来ます。テクニックと音楽家への素養を、同時にマスター出来るのが売りのようです。
また、ラフマニノフへの作品影響も多々見られていて、この common-tone approach を使ったものがたくさんあるようです。(例:ピアノ協奏曲2番の冒頭や前奏曲 op.3-2 の最後)

バリエーションの数をいくつにするのかは、いろいろな流派があるようですが、ラフマニノフが提示した12のコードというのは、音楽的に練習に必要なコードをきちんと満たしている上、augコードがあるのがよいとされているようです(augコードは他の版で抜かれることもあるが、ラフマニノフが含めていることに従ったほうがよい)。この本の12のコードは、まさにラフマニノフが並べた順になっていて、そういう意味でも有益でしょう。
本の対象は、中の上~上の下くらい。アルペジオの練習は、特にラフマニノフの指定はないものの、連続して出来るようになっているので、そのほうがよいでしょう。アルペジオは2オクターブの楽譜が提示されていますが、上級者は4オクターブにしてよいようです。

和音、アルペジオ、スケールと練習方法が提示されていて、最後に応用についてが記載されています。

この本は英語で書かれているのですが、実際には中身の9割は楽譜ですし、この common-tone approach の意味さえわかっていれば、英語を読まなくても十分に楽しめます。お値段もお安いので、もっと広く知られてもよいのではないかな、と思いました。

Sergei Rachmaninoff School of Musicianship and Technique: A Guide for Keyboard Performers
Sergei Rachmaninoff School of Musicianship and Technique: A Guide for Keyboard Performers

なお、いろいろ書きましたが、私はまだこの本を使って練習していません。今度練習するときに是非やってみたいと思います。
[ 2016/12/24 23:32 ] ピアノ | TB(0) | CM(2)

ロシア語を習い始めました

最近、少しずつロシア人の友人も増え、周りの日本人にもロシア語が出来る人、勉強しているが増えたこともあって、自分も勉強してみることにしました。
それまでも、テレビやラジオのロシア語講座を軽く受講したり、また、iPhoneアプリの「nemo」を使って通勤時間に基本単語を少し勉強していましたが、やはり個人的に習うというのは格段と違います。
ちなみに、nemo というアプリは、なかなか良くて気に入っていますが、詳しい方に言わせると、ところどころ不自然な言い回しがあるようです。(特に話題になったのは、「トイレはどこにありますか」)。
Nemo ロシア語 - 無料版iPhoneとiPad対応ロシア語学習アプリを App Store で

で、スカイプ英会話慣れしていることもあり、知り合いの紹介で、以下のスカイプ・スクールで Jenya 先生に週に1回習っています。
http://ruschool.net/

受講開始時の私のロシア語能力は、アルファベットの判別と、基本挨拶程度ですが、先生は英語が出来るので何とか授業にはなっています。
こんな自分でも、一応先生はゆっくりロシア語で最初説明して、さっぱりわからないのですが、その後同じことを英語で説明して下さります。で、毎回、理解したかどうかを確認するため「ヤーパニマーユ (I understand)」という必要があります。(わからないときは、わからないという)
授業のテキストは、Googleドキュメントを使っているのですが、先生と自分とで共有された、自分だけのテキストとして編集していけるので、直接メモも取れるし、必要なら日本語で書き込めるし、先生も必要なことをどんどん書いてくれるので、とてもやりやすいです。授業中も、先生が書き込むと、手元にリアルタイムに反映するので、面白い仕組みだと思いました。
1回あたり1時間で、これまで5回のレッスンを受けましたが、毎回それなりに進むので、真剣に復習しないと大変です。文法はあっという間に過去形に突入です。
ちなみに、お値段は、フィリピン英会話に比べると高いですが、とても毎日は受講出来ないので、結果的に毎月あたりはそんな変わりません。

自分の課題は、新しい単語を覚えることで、1つの単語を覚えるのに、なかなか時間がかかります。
そこで、quizlet というサイトを使って覚えることにしました。
https://quizlet.com/
このサイトはなかなか素晴らしくて、入力した単語をフラッシュカードにしてくれるだけでなく、単語を自動的に読み上げてくれます。私は、まだロシア語の単語の正しい発音がわからないことのほうが多いので、非常にありがたいです。自動音声の精度はわかりませんが、英語や日本語の読み上げを見る限り、大丈夫そうな気がします。なお、ロシア語の入力もまだ出来ないのですが、テキストからコピー&ペーストで作れるのもよいです。
また、quizlet に入力した単語は、Flashcards Deluxeというアプリを使うと、iPhone に取り込んで勉強することが出来ます。多分quizlet のアプリもあるので、そっちでも大丈夫なはずですが、昔から使っているので、モバイルはこちらのアプリで勉強しています。
テキストも Google ドキュメントなので、アプリを入れれば iPad に入れることが出来るので、通勤時間はだいたい何とかなります。
なお、授業が終わると、先生が毎回、音声を mp3 で送ってくれますので、これを聞いて勉強することも出来ます。(私はあまり聞いていなくて反省)

文法は、一応日本語書籍で確認したいと思い、手元にロシア語の本はいくつかあるのですが、だいたい以下で復習しています。
ゼロから始めるロシア語
ゼロから始めるロシア語

今の年齢で新しいことを学ぶのは大変なのですが、基本1000単語+基礎文法+瞬発力(英検4級相当と瞬発英作文)があれば、なんとかなるのではないかと信じて、とりあえず1年ほど勉強しようと思います。
折角自分は IT 技術者で、英語が出来るというアドバンテージがあるので、この2つを活用して、高速道路で行きたいです。
同士の方々、頑張りましょう!
[ 2016/09/19 23:06 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

当日券情報(Tribute to Sultanov Vol.3)

2016年7月29日(金)に開催予定の、Tribute to Sultanov Vol.3 ~今泉響平ピアノリサイタル~ は、当日券の販売を予定しております。

Tribute to Sultanov Vol.3 ~今泉響平ピアノリサイタル~

チケットは当日 18:00 より会場にて販売予定です。会場のキャパシティは十分ですので、開演時間ギリギリであっても大丈夫です。
なお、7/28(木)の深夜12:00 まで、前売りとしてチケットのご予約を承ります。
もし、ご都合よろしければ、是非ルーテル市ヶ谷へお越しください。
[ 2016/07/27 23:36 ] ピアノ | TB(0) | CM(0)

ショパンのバラード4番(スルタノフ演奏より)

最近、久しぶりにスルタノフが演奏するショパンのバラード4番を聞いています。
その中には、わかりやすいところから、気がつかないところまで、いろいろと工夫がされてるのですが、最近はっと気がついた2点はここ。



まずこの2:23のところ、右手の経過音として As が加わっていますが、よく聞いてみると、もう一工夫しているように聞こえます。(追記:Desをあわせて追加していると教えて頂きました)

さらに、最後のコーダの9:13では、小節最後のB(フラット)の音をナチュラルにしてお洒落に弾いているようです。
(この工夫は1996年の録音からは聴き取れなかったので、新しい技なのかもしれません)

他にもじっくり聞けば、プロの工夫というのがあちこちにあるはずなのですが、今日のところはこの2つに注目してみました。

ちなみに、以下はショパンコンクールのときの演奏ですが、このときは上記の工夫は見られないので、こちらはコンクールナイズされた演奏であることがわかります。
[ 2016/05/03 14:43 ] ピアノ | TB(0) | CM(0)