Karen Kornienkoの編曲楽譜

ピアノの編曲が好きで、YouTubeをよくチェックする方は、Karen Kornienkoというピアニストを見たことがあると思います。ピアニストとしても一流で、ゴルノスターエヴァ門下でスクリャービンコンクールやラフマニノフコンクールで入賞しており、浜松のコンクールにもかつて出場しています。
このピアニストは、ピアノが上手なことはもちろん、素敵なピアノ編曲を多数 YouTube で公開しており、そちらでもかなり有名です。チャイコフスキーのバレエ曲や、ビゼーのカルメンなど、人気曲が美しく華やかに編曲されているのを聴くのは幸せです。
あまり編曲技法には詳しくないのですが、容姿といい、編曲スタイルといい、リストをイメージしているのではないか、という話も聞きました。


私も編曲は好きなので、もともと名前をチェックしていたのですが、昨年モスクワに行った時に楽譜屋さんで彼の楽譜を偶然見つけて、全部買ってきました。その時のことは、簡単にこちらに書いています。
ロシア方面なピアノつぶやき モスクワの楽譜屋さん

その後、楽譜を買っただけで満足していたのですが、実は日本にも彼のファンがいて、既に演奏なんかもされている、という話を聞いて嬉しくなりました。
以前ブログに書いたとおり、私はモスクワの楽譜屋で買ったのですが、以下のサイトのネット販売でも購入出来ると思いますので紹介したいと思います。私の手元にある3冊(カルメン、くるみ割り人形、白鳥の湖)がこちらでも確認出来ます。

Sheet music & music books > author: "Kornienko Karen"

私の技量では到底弾けないのですが、腕自慢のピアニストによって、日本のコンサートやらアンコールやらで聴けると、また音楽業界も盛り上がるのではないのかと思いました。
[ 2018/02/05 23:06 ] ピアノ | TB(0) | CM(0)

モスクワ音楽院150年の歴史

もう昨年のことになりますが、モスクワ旅行の中で、モスクワ音楽院を訪れました。
ピアノ愛好家の中には、モスクワ音楽院に興味がある方もたくさんいらっしゃると思います。
そんな方にご紹介したいのが、こちらの本です。私はモスクワ音楽院2F の売店で買いました。

↓ロシア語がわからなくても、とりあえず本の写真もありますので覗いてみて下さい。
МГК им. Чайковского - Публикации - Московская консерватория сегодня: К 150-летию со дня основания

この本は、ロシア語で書かれていて、結構大きくと重いのですが、オールカラーの写真満載で、全208ページ。ロシアファンに見せると大抵喜ばれます。
私もいつかこれが読める日が来ればよいな、と思いながらロシア語を勉強していますが、ご興味ある方は是非ロシアで入手してみて下さい!
[ 2018/02/04 23:28 ] ピアノ | TB(0) | CM(0)

スルタノフのオフィシャルホームページをアップデートしました

私の個人ブログでアップデートを続けると情報が分散されることもあり、適切なドメインで管理されるスルタノフのオフィシャルページをアップデートしました。

ピアニスト アレクセイ・スルタノフ

また、あわせて、オフィシャルブログを開設しました。こちらは、ネタがある限り、継続的にアップデートをしたいと思います。
よろしければ、ブックマークやフィードリーダーなどにご登録下さい。

アレクセイ・スルタノフ情報
[ 2018/01/20 15:16 ] ピアノ | TB(0) | CM(0)

アレクセイ・スルタノフ 伝説の若き天才ピアニスト

スルタノフに関する書籍がこのたび発売されましたので、ご紹介したいと思います。

私は約20年間、スルタノフの応援ページなどを使い、国内外の些細な情報を広い、それを日本のファンに向けて発信してきたのですが、実はこの著者のお名前を聞いたことがなく、また、本が出版されるということも知りませんでした。そういう状況ですので、本が出版されると聞いたときは大変驚きましたし、一体どんなバックグラウンドの方なのか、また内容はどんなものなのか、興味深かったです。著者の方は、アメリカ在住ということですので、私とは接点がなかったというのも理解出来ました。

Amazonの内容紹介には「1996、97、99年の3度来日公演」と書いてありますが、91年の公演の事実が無視されています。また「YouTube」のことを「You Tube」と記載していたり、不安を感じながら読みました。

以下、私の印象になります。

<よかったと思う点>
1. 筆者のスルタノフへの愛が感じられる
スルタノフの演奏解釈についてを記述するにあたり、きわめて肯定的です。

2. 筆者のクラシック音楽に関する深い知識(用語の散りばめ)
作曲家、曲目、ピアニストなどが大量に参照されており、また、音楽用語にも詳しいとされます。
(あんなに有名なファジル・サイのトルコ行進曲は知らないようですが・・・)

3. 楽譜の引用がある
スルタノフの演奏、特徴を語るにあたり、楽譜を引用して、客観的に説明しようとされています。

4. 225ページの大ボリューム
スルタノフに関する資料は、それほど豊富とはいえない中で、よくここまで1冊にしたと思いました。私ではそこまでかけません。
とはいえ、スルタノフに関係ないと思える内容をあちこちに使い、強引に肉付けしているようにも思えます。

5. 参考文献の一覧
参考文献はかなり偏っていて、本来参照すべきものが飛ばされていますが、英文記事など丁寧に集めているのはよいと思います。また、学者らしく、アクセス日がきちんと記載されているのもフェアでよいと思います。

<これはどうかな、と思う点>
1. 記載に誤りがある(と思われる)
例えば、スルタノフがリーズ国際ピアノコンクールに出た、という記述があります。調べた限り、そのような事実は発見出来ませんでした。(本当に出ていたなら興味深いです)

2. 第三者のレビューを受けていない(と思われる)
出版社を含め、第三者の指摘は何もなく、本人が書いた活字がそのまま本になったのではないかと思います。
例えば、"You Tube"とスペースを空けるのは、いかにも素人っぽいですし、URLの紹介も余計な引数がついているものがあったりと統一されていません。
また、年号や楽曲名なども、素人が見てもわかる誤りが多々あります。後半は「作曲者」名が「ピアノソナタ ロ短調」とかになっていたり、など、もはやお祭り状態。折角のスルタノフ書籍なのに残念です。

3. 比較されるピアニストの選定などは、これでよいのだろうか
スルタノフを語る上で、確かに他のピアニストとの比較を入れるのはよいと思います。
ただ、かなり著者の個人的な視点で比較されているのではないか、と私には見えました。スルタノフを語る上で適切なのかどうか、というと、私には判断が難しいです。

4. 後半は書籍化する必要がないところを含んでいるのではないか
YouTube動画へのコメントなどを拾っては、コメントをされていますが、書籍ではそもそも扱いにくいですし、書籍として記載する価値のある内容と、ブログで書く程度のレベルの内容は、分けてもよかったのではないかと思います。
(あと、YouTube動画にコメントをする人のことを「ブロガー」と呼ぶのは驚きました)

5. 裏表紙の日本公演のビラ
この画像は私が手持ちのビラをスキャンして、興味ある方々のためになれば、と、ホームページで公開したものです。この折り目のある雑なスキャンが裏表紙に使われるとは・・・私は複雑な思いです。


全体的なまとめとして、スルタノフファンであれば、資料として1冊手元に持っておくべきだと思います。
ただ、読む時には、「自分の力で考えながら、全部を信じるのではなく、自分が正しいと思ったところ、共感出来たところを吸収する」というスタンスがよいと思いました。

[ 2017/12/25 23:21 ] ピアノ | TB(0) | CM(0)

モスクワの楽譜屋さん

海外旅行の楽しみの1つといえば楽譜屋さんです。最近では、ネットで購入される例も多いのだと思いますが、異国の楽譜屋で、そこにある楽譜を全部眺めるのはやはり楽しいです。海外の楽譜屋は、日本と異なり、棚がカウンターの後ろにあって、言ったものを取ってきてくれる、というタイプがありますが、やはり全てが展示してあって自由に手に取れるお店が楽しいです。

さて、モスクワの楽譜屋ですが、トヴェルスカヤ通りの「マガジン・ノティ」というお店を教えてもらい、行ってきました。


私は1時間程度いただけですが、時間とお金があれば、まだまだゆっくり滞在出来ます。
ロシア人作曲家のコーナーがあり、そこを見るだけでも、知らない楽譜が山ほどあって楽しめます。また噂には聞いていましたが、ロシアの楽譜は非常にお安いです。モスクワにいったら、是非行きたいおすすめスポットです。

私は持ち帰れる量も決まっていたので、それほど買いませんでしたが、YouTubeで美しいピアノ編曲で人気の「Karen Kornienko」の楽譜が出版されているのをみて、大人買いしてきました。
例えば、以下の作品です。カルメンのほかに、くるみ割り人形などもあります。


その他、チャイコフスキーのピアノ協奏曲の初版(ニコライ・ルービンシュタインに却下されたというもの)もお土産に買ってみました。
また、ロシア語が解読できないと意味がないのですが、「自宅でマスタークラス」というシリーズがあり、作品の演奏方法に関するアドバイスが書かれた本があったので、展覧会の絵と、ロミオとジュリエットを買ってみました。
いつかロシア語が読めるようになって、理解してみたいです。

[ 2017/11/04 22:53 ] 旅行 | TB(0) | CM(0)